エヴァ劇場版を見てきました。
エヴァというと私が子供のころテレビで見たアニメです。当時は京都に住んでいたのですが、放送は大阪テレビで、電波の受信が芳しくないのに頑張りました。
エヴァテレビ版は、「使徒と呼ばれる謎の敵が襲ってくるのですが、ネルフという国連組織がエヴァンゲリオンという巨大ロボットで対抗する。その組織のトップが主人公の父親で、主人公がパイロットで、というありがちなのですが、ただ主人公が精神的にもろくかっこよくない。むしろその精神葛藤を描いたアニメ」です。
特に、2クール(全26話)の最後の2話は、「ここで表現するにはあまりにも時間が短すぎる」という謎のテロップが表示され、紙芝居になってしまいました。
そこから、その紙芝居部分を完成させるため、何度か映画化されたのですが、今回の4部作の4作目(最終版)です。
さて、感想ですが、いやー面白かったですね(小並感)。
最初始まって10分ぐらいは「あれ?前作と全く同じじゃん?もしかして、4作目を見ようと思ったのに、3作目のチケット買っちゃったの??あれれ???」って思っていました。そう思った人、絶対多いはずです。
その次、謎の村(「第3村」っていうらしいです)での生活のシーンがあります。あんま重要じゃない気がする。シンジ、レイ、アスカはまだテレビ版の14歳のままですが、周りは時間がたっていて、トウジ、委員長、ケンスケはすでに大人になっています。
その後、やっぱりよくわからないけどヴィレというネルフの対抗組織(ミサトさんらがいるところ)に加わって、ネルフ・ゲンドウと対決します。
マイナス宇宙というところに行きますが、首のない真っ白な裸の女性(もちろんオッパイポロンポロンです)がいっぱい出てきてエッチな世界です。すこしうらやましいけど、気持ち悪いです。
そして親子で対決します。やっぱりエヴァンゲリオンは親子喧嘩がテーマですよね。
テレビ版では、子供のシンジ君の成長が描かれていましたが、映画版では、大人のゲンドウがひねくれた原因が描かれています。
ゲンドウって京大生ですよね。いわゆる「イカ京」ですよね。正直心底「イカ京」はきもいと思いました。
そしてシンジ君は、自己肯定しました。「お父さんに愛されなくとも、もういいや」って話です。そうです、テレビ版から20年以上過ぎたのです。最後のシーンでシンジ君は高校生ぐらいに成長していました。ハッピーエンドですね。
あとついでに、2点、気になりました。
①親子喧嘩のシーンで、過去のシーンを駆け巡るのはうる星やつら映画版2ビューティフルドリーマーのパクリでしょうか。
②やたら楽器で有名なヤマハをプッシュしているのですが、ヤマハからいくらもらったのでしょうか。
そのほか詳しいことはここを見てください。
テレビ版の最後は「僕はここにいてもいいんだ」シンジ君はそう言っていました。映画版のシンジ君はそんなことを言わなくとも自己肯定できてそうでよかったです。成長したな。
僕はまだ子供のままだけど。