そろそろ大学受験のシーズンです。みなみなさん、勉強頑張っているのではないでしょうか。
鰤は余裕で法学部の推薦を得ました。これで国家百年の安泰です。
よーしパパちょっと社会見学しちゃうぞー
先に裁判のやり方を学んで、みんなにスタートダッシュで勝ちまくるのです。
ということで東京地方裁判所に同級生ときました。
JK3と保護者オサーン2名です。
わーい😃
事前リサーチによると刑事訴訟が熱いらしいです。
異議あり!みたいなことができちゃうかもしれません。
早速ですが、法廷に入ります。
1件目、不同意わいせつ事件です。
24歳の若者が、深夜、自転車で走り、すれ違いざま、若い女性の胸を鷲掴みにしたという事件です。
むきー、けしからん。
おちんちんチョキチョキの刑です!!!シベリアに永久封印の刑です!!!!
正直そう思いました。
聞くところ、実名が報道されてしまい、職場をクビ(懲戒解雇)になり、熊本の実家から両親が来て、お母さんが法廷で、「息子は熊本の実家で当分面倒見させます」って泣きながら証言していました。
もう無罪でもいいかなって思いました。ショックです。
2件目、覚せい剤自己使用の事件です。
年齢は60歳ぐらい、覚せい剤自己使用で7回有罪になって、今回が8回目らしいです。
もう無理でしょ。弁護士がノーネクタイです。弁護士と言わないとわからないようなラフな服装です。やる気ナッシングです。無理っしょ。
令和6年3月ぐらいに出所して、更生グループで生活していたけど、その際に、刑務所仲間からもらったらしいです。更生グループを脱退して、7月に使用するに至ったとさ、めでたしめでたし(じゃないし)。
もうどうしようもないので、情状証人とかはありません。
「今回を最後にします。」って証言しましたが、もちろん検察官も突っ込みます。
検事「前回も「今回を最後にします。」って言ったよね?」
被告人「はい。肝炎だけでなく膵炎も見つかり、体が痛かったから使用しました。これ以上使用したら体に悪いからやめます。」
鰤の心の突っ込み「身体が痛いなら病院にいってください。覚せい剤やってる場合じゃないっすよ。」
裁判は20分で結審です。4年6月の求刑でした。
もうだれも止められません。
ここでお昼休みにします。
裁判所は撮影禁止です。この写真は、唯一裁判所内で撮影を敢行したスクープ写真です。
3件目、午後です。
午前中はどちらも自白事件だったので、バチバチと喧嘩する裁判を見たいです。
「異議あり!」これが見てみたいです。御剣怜侍検事を探しています。
ということで、裁判員裁判を見に行きました。
罪名は、殺人未遂、銃刀法違反!!!
きたーーー
死刑案件です!!!いや、未遂だからむきむきのムキかな?
裁判は初日でしたが、午後からは、書類のやり取りが基本的に終わり、尋問スタートです。
被害者本人が来ました。
そうか。殺人事件ではなくて殺人未遂事件なのだ。被害者が生きてるので出廷します。
殺人事件で被害者が証言するのは羅生門だけです。
被告人と被害者はマンションの隣同士で、1.6年前から騒音問題でけんかしていました。
うるさいぞっていう意思を、壁ドンで伝える仲でした。
そしてある日、被告人が包丁を持ち出して、被害者の部屋を訪れて、扉を開けようとします。
被害者も負けじと、扉を閉じようとします。
扉が20センチぐらい開いた状態で、扉を開けよう、締めようとしている間、外から被告人が扉の隙間から刃物を入れてぶんぶん振り回します。
考えただけでめっちゃ怖いし!!!
若い被告人の方が力が強くて、被害者は廊下に追い出されちゃいます。そんでもみあいになります。包丁を取り上げようといろいろ暴れますが、包丁はベランダから地上に放り投げられます。
そして訪れた警察官に逮捕されました。めでたしめでたし。というのは特捜最前線の世界です。実際はここから裁判が始まります。
弁護人「被告人に殺意なんかないし。実際死んでないし。警察官に素直に対応してるし」
検察官「もみ合った際、刃物をずっと握っていました。それを振り回して被害者は死ぬほど怪我しています。」
被害者の証言の際、一言一句逃さない勢いでメモっていました。
すると休憩の際、その様子を裁判官が雑談で質問してきました。もしかしたら、JK集団が気になったのかもしれません。
びっくり!初裁判官です。初めて裁判官と話しました。社会科見学ですって言ったら、「この事件の争点は、殺意が認められるかという点と心神喪失・心神耗弱が認められるかという点ですよ。」って解説してくれました。うおーーわかりやすい。あざーっす。
その後、事件直後、現場に来て現行犯逮捕をした警察官が来ました。逮捕当時は傷害罪で逮捕したらしいです。
で、今日はここまで。
結局、「異議あり」は見られませんでした。あれは架空の話だったのかもしれません。
というか判決までも行きませんでした。
こうしてJKだらけの裁判は終わりです。
めでたしめでたし。